良いWebサイトデザインとは?デザイン作成のポイントも解説
Webサイトの作成において、多くの人が悩むのが「デザイン」です。「カッコ良くスタイリッシュなデザインにしたい」「可愛らしいデザインが良い」など、希望はそれぞれあるでしょう。
しかし、Webサイトにおいてデザインとは、自社の印象やユーザーからの評価を決める非常に大切なものです。そのため、ただ希望するデザインを作るのではなく、目的やターゲット、与えたい印象などを考えて決める必要があります。
本記事では、シフトのデザイナー監修のもとデザインのポイントなどをまとめました。Webデザインに関する細かなポイントなどもご紹介していますので、Webサイトのデザインに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
Webサイトをどのようなサイトにしたいのか具体的に詰めることができず、ぼんやりとしたイメージしか湧いていないという方も多くいらっしゃるかと思います。
株式会社シフトでは、経験豊富なディレクターが詳細なヒアリングを通して、お客様に合った最適なご提案をさせていただきます。「こういうWebサイトにしたい!」などイメージが少しでもございましたら、まずは下記URLよりご相談ください。
まずは相談する
目次
Webデザインとは
Webデザインとは、Webサイトの「見た目」を作成する作業です。フォントの種類や配色、レイアウトなどを決めて、ユーザーが見やすいように整えます。掲載する画像の加工なども、Webデザインとして行われます。
Webデザインは、Webサイトの目的を達成するために重要な要素です。コンバージョンまでの的確な導線、ユーザーにとって見やすく操作しやすい画面配置は、すべてWebデザインで決まります。Webデザインがユーザーとマッチしないと、ユーザーはWebサイトから離脱してしまい、目的が達成できなくなる可能性が高まります。
Webデザインは「かっこよさ」に注力されがちですが、あくまで「目的達成の手段であること」を忘れないようにしましょう。
グラフィックデザインとの違い
グラフィックデザインとWebデザインの最大の違いは「デザインする媒体」です。
グラフィックデザインとは、主にチラシやポスター、パンフレット、カタログといった印刷物のデザインをメインに行います。他にも、パッケージや看板のデザイン、ゲームの背景やタイトル画面などをデザインするのも、グラフィックデザインと呼ばれます。
一方、Webデザインは、Webサイトのデザインがメインです。メッセージを伝えたり、ユーザーの購買意欲を高めたりする点はグラフィックデザインと同じですが、Webデザインの場合はWebサイト上でのユーザーの動作なども意識してデザインを行う必要があります。
またWebデザインでは「コーディング」にも配慮しなければなりません。コーディングとはプログラミング言語を使用して、ソースコードを作成することです。ソースコードを書き、Webデザインをソースコードに落とし込むことで、初めてWebページとして表示されます。そのためWebデザインを行う際は、コーディングを前提にしてデザインを考える必要があります。
Webデザイン基本のポイント
効果的なWebデザインには、いくつかのポイントがあります。まずはWebデザインの基本となる5つのポイントを知りましょう。
使用する配色や色のルールを決める
Webサイトを作成する前に、使用する配色や色のルールを決めましょう。Webサイトにおいて、色はサイト全体のイメージを決める重要な部分です。ユーザーに持ってもらいたい印象や統一感を考えて、配色と色のルールを決める必要があります。
基本として、色数は少なめにしましょう。色が多すぎるとユーザーが目移りしてしまい、伝えたいことが伝わりにくくなるうえ、統一感も失われてしまいます。色数は3色~4色、全体のベースカラーを7割程度、サブカラーが2割程度、アクセントカラーを1割程度の比率で利用すると良いとされています。
また色の組み合わせで、ユーザーに与える印象は変わります。たとえば、青や緑といった寒色系の色と白の組み合わせは、知的で落ち着いた印象を与えますし、ピンクや黄緑などの淡い色と白の組み合わせは柔らかい印象になります。各色が与える印象を理解して、ターゲットに合わせた配色が必要です。
なかなか配色が決められない場合は「Adobe Color CC」などの配色ツールを使って決めると良いでしょう。
フォントや余白に気を付ける
Webデザインでは、フォントや余白にも配慮しましょう。フォントや余白によって、Webサイトの視認性や印象が変わります。
フォントは「読みやすさ」が最も重要です。視認性・可読性の高いフォントはユーザーの目に留まりやすく、スムーズに認識できます。逆に、視認性・可読性の低いフォントはユーザーにストレスを与えるため、ユーザーがサイトから離れる要因になってしまうでしょう。
フォントは大きく分けて、明朝体とゴシック体があります。明朝体は落ち着いた雰囲気を与える効果があるため、高級感や上品さを演出したい場合に適しています。ゴシック体は視認性の高さが特徴で、角が角ばった「角ゴシック」と、角が丸くなった「丸ゴシック」があります。角ゴシックはシンプルで力強く、丸ゴシックは親しみやすく優しい印象になります。
フォントを決める際には、タイトルや見出し、テキストなどの文字の大きさも事前にルールを作っておきましょう。フォントの種類だけでなく、大きさにもルールを適用することで、サイト全体に統一感を持たせられます。
また、余白もWebデザインにおいて大切なポイントです。余白には特定の情報を目立たせたり、情報をグループ化したりする役割があり、Webサイトの分かりやすさや印象が大きく変わります。
たとえば、高級感を与えたいWebサイトでは、一般的に余白を広くする手法が採用されています。これは余白が多い方が洗練されたイメージになるためです。逆に余白を狭くすることで、賑やかな印象を与えられます。読みやすい余白はもちろん、印象に合わせた余白の取り方も考えましょう。
余白には、文字間、行間、要素間などがありますが、こちらもフォントと同様にルールを決めておくと、見やすく統一されたWebサイトになります。
まずはシンプルなデザインを作成する
Webデザインを行う際は、シンプルなデザインを心がけましょう。「シンプルなデザイン」とは、必要な情報のみが記載されていて、コンバージョンまでの導線が分かりやすいデザインです。先述した色数の少ない配色、統一された視認性の高いフォントなども、シンプルなデザインの特徴と言えます。
シンプルなデザインが良い理由は、コンバージョンにつながりやすいためです。派手なアニメーションの使用や凝ったデザインは、ユーザーの視線を惹きつけるため、本当に伝えたい情報やコンバージョンから視線が離れてしまう可能性があります。
まずはシンプルなデザインにして、徐々にサイトイメージに合った装飾をプラスしていきましょう。
さまざまなWebデザインを分析する
デザインに迷う場合は、さまざまなWebサイトを見てデザインを分析してみましょう。Webサイトのデザインを決めるには「インプット」が大切です。さまざまなWebデザインをインプットすることで、自社を表現するのに最適なWebデザインが見えてきます。また多くのWebサイトを閲覧すると、デザインの流行なども分かります。
Webデザインを分析する際は、ぱっと見たときの印象から配色やフォント、余白などを観察しましょう。これによって与えたい印象ごとに適切な配色やフォント、余白が理解できます。さらにロゴマークや理念などでWebサイトのコンセプトを知れば、より深く「そのデザインになっている意味」が分かるでしょう。
またデザインだけでなく、コンテンツやページの内容なども自社の参考になる場合があります。良いと思ったWebサイトのデザインやコンテンツは、積極的に取り入れましょう。
外部にデザインを依頼する際は、認識を合わせる
Webデザインを外部に依頼する際は、デザイナーと認識のすり合わせをしましょう。「カッコ良く」「可愛い感じ」などの曖昧な依頼内容だと、自社とデザイナーの認識が合わず、全く違うデザインのWebサイトになる可能性があります。
自社側にデザインのイメージがある場合は、可能な限り具体的に伝えましょう。参考サイトや簡単なイラストなど、視覚的に分かるものでイメージを伝えておくと、齟齬が起きにくいでしょう。
株式会社シフトでは、特徴に合わせたデザインの事例が記事にございます。
Webデザインの参考にされたい方は、下記URLよりご覧ください。
企業の印象を変える!コーポレートサイトのデザイン実例15選
近年のWebデザインの重要ポイント
Webサイトは、時代やユーザーのニーズによって変化します。特に近年のWebサイトは、使いやすさを重視し、ユーザーが素早く情報を見つけられることに注力している場合が多いです。
またモバイルデバイスからインターネットを利用するユーザーが増えたことから、モバイルに対応したWebサイトが一般的になりつつあります。
UI/UXデザイン
UI/UXデザインとは「ユーザーがWebサイトで得られる体験」をデザインすることです。UI(User Interface)はWebサイトにおける操作性、UX(User Experience)はユーザーが得る体験のことを指します。良いUXを実行するためには、良いUIが必要です。
つまりWebサイトの使いやすさ、快適性を通じて、ユーザーがどういう体験をするのかまでデザインすることを、UI/UXデザインと言います。
UI/UXデザインを行うには、徹底したユーザー目線が重要です。ターゲットとゴールを設定し、ゴールに向かうまでのターゲットの動作をイメージしましょう。ユーザーがストレスなくゴールにたどり着く方法を考え、実行することが重要です。基本的にはシンプルで直感的なデザインを目指すと良いでしょう。
レスポンシブデザイン
近年のWebサイトでは「レスポンシブデザイン」が主流になっています。レスポンシブデザインとは、Webサイトのデザインを、アクセスしたデバイスに適したサイズに自動でリデザインするものです。
総務省の「情報通信白書 令和5年度版」によると、インターネット利用は、約7割がスマートフォンからのアクセス、約5割がパソコンからのアクセスとなっています。(出典:情報通信白書 令和5年度版|総務省)
個人ではスマートフォンからのアクセスが多い一方、企業ではパソコンからのアクセスも多いです。こうした状況から、スマートフォン・パソコンの両方で見やすいデザインが求められていますが、Webサイトを分けて作成するのはコストも時間もかかります。
レスポンシブデザインを取り入れることによって、低いコストでスマートフォン・パソコンの両方に対応するWebサイトが作成できます。またレスポンシブデザインはGoogleも推奨しており、SEO対策にもなるとされています。
Webデザイン最新トレンド
Webサイトのデザインは時代によってトレンドが変化します。2024年4月に改正障害者差別解消法が施行され、Webデザインでもアクセシビリティ(ユーザーの属性や障害の有無、環境にかかわらず快適に利用できること)が重要視されるようになりました。
ここからは、2024年現在のWebデザインにおける最新トレンドをご紹介します。
グリットデザイン
グリットデザインとは、画面を縦横の線で分断し、それよってできたグリットをボックス上にして組み合わせたデザインです。
日本の弁当から着想を受けていることから「Bento UI」とも呼ばれています。よく雑誌などで利用されるデザインの手法ですが、情報を整理しやすく、Webとも相性が良いとされています。
グリットデザインの最大の特徴は、視認性と利便性の高さです。情報が整理されているため、ユーザーが情報を見つけやすく、操作もしやすいという利点があります。レスポンシブデザインにも落とし込みやすく、モバイル対応が重要視される現代において有効なデザインと言えます。
またモダンでスタイリッシュな印象になるなど、デザイン性も高いです。
Y2K
Y2Kは「Year2000」を略したもので、2000年頃の流行を取り入れたデザインです。2000年はデジタルが台頭してきた時期であり、Y2Kはアナログとデジタルが融合したようなデザインになっています。
鮮やかな色彩とドット、ポップな太文字や不規則な曲線などが特徴です。全体的に派手で大胆なため印象に残りやすく、インパクトを残したい場合や、ブランドのイメージを前面に押し出したい場合に適しています。
現在の30代から40代にとっては懐かしいデザインですが、アナログを知らないデジタルネイティブ世代には新鮮に感じられるようです。近年では、有名企業がY2Kを取り入れたCMを制作したり、人気のアイドルやインフルエンサーもY2Kファッションやコスメを発信したりと、さまざまな分野で流行しています。
ピクセルアート
ピクセルアートは、ピクセルを使ってデザインを行う手法です。レトロゲームを彷彿とさせるようなドットが特徴で、懐かしさや遊び心などを思い出させる親近感があります。
特徴的なイメージであることから、ユーザーのイメージにも残りやすいでしょう。親しみやすさを売りにする企業やブランドの表現に向いています。
ピクセルアートはY2Kと同じく、40代以上は懐かしさを、デジタルネイティブ世代は新しさを感じるデザインです。そのため幅広い層に注目されやすく、現代の技術と融合した新しい使い方なども模索されています。
マイクロインタラクション
マイクロインタラクションとは、ユーザーの行動に反応して起こる小さな相互作用です。ユーザーの行動をトリガーとして、ルールに基づいたフィードバックを返すようになっています。
たとえばSNSで「いいね!」をクリックするとボタンの色が変化したり、メールを送信すると「送信しました」というメッセージが表示されたりといった動作です。
マイクロインタラクションは、自身の行動を確認できるため、ユーザーに安心感を与えます。Webサイトの利便性にもつながり、ユーザービリティも向上するでしょう。
近年では、マイクロインタラクションをアニメーションにして、ユーザーが楽しめるような演出をするWebサイトもあります。見ていて楽しいインタラクションがあれば、親近感がわいてユーザーの滞在時間が長くなり、離脱も防げます。
Webデザインの作成に必要なスキル
Webデザインには、一般的なデザインスキルのほかに、Webデザインならではのスキルも必要です。ここからは、Webデザインに必要なスキルをご紹介します。
デザインに関する知識
Webデザインを行うには、基礎的なデザインの知識が必要です。色やフォントの選び方、情報の配置などはすでにデザインのセオリーがあり、セオリーに則ることでユーザービリティの高いWebサイトを作成できます。事前に色構成やフォント選択、視線誘導などのセオリーを学んでおきましょう。
基本的にデザインには、以下4つの原則があります。
- 近接(関連度の高い情報同士を近くに配置する)
- 整列(情報を整理し並べる)
- 強弱(情報の優先度が分かるように、大きさや色といった要素で強弱を付ける)
- 反復(一定の特徴を持った要素を繰り返す)
Webデザインでは、これらを基礎としてデザインを組み立てていきます。常に魅力的なデザインを作るためには、最新のトレンドを研究して時代に合わせたWebデザインを行いましょう。トレンドを把握しておくことで、デザインを相談する際に最新のトレンドを組み込めます。
デザインツールの操作スキル
Webデザインではデザイン専用のツールを使用するため、ツールを操作するスキルも必要になるでしょう。
Webデザインで特に利用されるのは、Adobe社のPhotoshopとIllustratorです。Photoshopは主に画像処理や加工を行うツールで、グラフィックやイラストの作成もできます。Illustratorはアイコンやバナーを作成する際に利用されます。ロゴやイラストの作成も可能です。ただし、どちらもただ利用できるだけでなく、編集や作成を行うためのスキルやセンスが求められます。
この他、Adobe XDやDreamweaverなど、Webサイトを作成するためのツールも利用できると、Webサイトの構築が分かります。より幅広くスムーズなサイト制作ができるようになるでしょう。
UI/UXデザインの知識
Webデザインでは、UI/UXデザインの知識も必要です。
先述したように、UI/UXとはWebサイトにおける操作性と、ユーザーが得る体験のことを言います。これらは近年のWebサイトで特に重要視されていて、最高のUXを与えるために必要なUIを作る力が求められています。
UI/UXデザインを実現するには、ユーザーの行動やニーズを分析して、最適な構成やデザインにすることが重要です。ユーザーに与える印象や情報、それらを見た場合の次の行動を予測して、コンバージョンへ導く方法を考えます。そのためには、ボタンの配置や色、大きさなども考慮しなければなりません。ユーザーが直感的に操作できるUIであることが重要です。
コーディングやプログラミングなどのスキル
Webデザインでは、コーディングやプログラミングのスキルもあると良いでしょう。デザインだけを行うのであれば必要のないスキルですが、コーディングやプログラミングのスキルがあることによって、デザインに幅を持たせることができます。またデザインを実装するエンジニアやコーダーが持つスキルを理解することで、話がスムーズに進むでしょう。
動きのないWebサイトを作成するのなら、HTMLとCSSの知識があれば十分です。ただ現在ではアニメーションなどを取り入れた動的なWebサイトも増えてきています。そういうWebサイトを作成するならJavaScriptなど、動きを表現するためのプログラミング知識も必要です。また、WordPressを利用したサイト作成では、カスタマイズに必要なPHPのスキルがあると良いでしょう。
Webデザインの作成には多様な知識やスキルを必要とするほか、思い通りに完成しないこともあります。
株式会社シフトでは、お客様からのご要望を基にデザイナーがデザインを作成するため、お客様のコンセプトやイメージを盛り込んだオリジナルデザインを作成することができます。
Webサイトをこうしたいなどイメージがある方は下記よりぜひご相談ください。
Webサイトについて相談する
Webサイトの作成手順
Webサイトをデザインする際は、最初にサイトの目的を明確にして構造を決め、そこから詳細なイメージを組み立てていきます。そのため、入念な打ち合わせで方向性をしっかり定めることが重要です。ここからはWebサイトの大まかな作成手順をご紹介します。
Webサイト作成の目的を明確にする
まずはWebサイトの目的を明確にしましょう。Webサイトには「売上アップ」「リード獲得」「認知度上昇」「人材採用」など、さまざまな目的があります。目的を明確にすることで、作るべきWebサイトの種類や構成、デザインが決まります。
たとえば、認知度アップが目的の場合は、コーポレートサイトやサービスサイトを作成するのが一般的です。コンテンツも事業内容やサービスの紹介、企業情報など、認知度を上げるための内容になります。
同時にターゲットも設定しましょう。年齢や性別はもちろん、趣味やライフスタイル、職業、年収なども設定しておくと、ターゲットの需要を捉えやすくなり、ターゲットの課題を解決するWebサイトが作成できます。
目的とターゲットを明確にしておくと、デザインやコンテンツの方向性は自然と決まってきます。完成形をある程度イメージした上で制作に入れるため、要件の追加や変更が少なくなるでしょう。
サイト構造を決める
次にWebサイトの構造を決定します。目的に合わせて必要なコンテンツを洗い出し、カテゴリ別に分類しましょう。分類したら構成順位を決め、ツリー状にして構造を作ります。
サイト構造を決める際には、階層を深くし過ぎないようにしましょう。階層が深く、複雑な構造のWebサイトはユーザーが情報を探しにくくなります。階層は3~4層が最適です。
Webサイトのイメージを組み立てる
サイト構造が決まったら、Webサイトのイメージを作っていきます。この段階では細かいデザインは行わず、情報の配置場所などを記載したレイアウトを作成します。
このときに作成される構成図が「ワイヤーフレーム」です。ワイヤーフレームは画面のどこにどのコンテンツを配置するか指定した図で、Webデザインの大元になるものです。ワイヤーフレームに装飾を行うことで、デザインが決まっていきます。
ワイヤーフレームを作成すると、コンテンツが整理され、完成図をイメージしやすくなります。作業の戻りも少なくなり、Webサイトの作成が効率的に進むでしょう。
Webサイトのデザインを作成する
ワイヤーフレームでレイアウトが決まったら、具体的なデザインを作ります。フォントや色、写真、余白などを整えながら、ユーザーが快適に閲覧できる形にします。
Webサイトのデザインでは、まずトップページの基本デザインを決め、他のページはトップページとデザインを合わせる形で作成されます。この際に作られる完成見本を「デザインカンプ」と言い、依頼側はデザインカンプを見て、変更したい点などを伝えます。
次のコーディングに入るとデザインの修正が難しくなるため、確認や修正がある場合は、この段階でしっかり調整しましょう。
コーディングをする
デザインが決まったら、コーディングを行います。コーディングは、決定したデザインをHTMLやCSSなどの言語に変換する作業です。コーディングを行うことで、デザインがWebページとして閲覧できるようになります。
公開する
コーディングが終わったら、Webサイトを公開します。
ただし、Webサイトで効果を上げるには、公開後も分析を行ってユーザーが使いやすいようにデザインを修正していく必要があります。コンバージョンへの誘導が上手くいかない場合、ボタンが目立たない、情報の配置が良くない、コンバージョンへのハードルが高いなど、さまざまな要因が考えられます。
デザインがコンバージョンへの誘導を妨害している可能性もあるため、アクセスや滞在時間などを分析し、随時更新を行いましょう。
Webデザインを制作会社に任せる!
Webデザインを作成するには、備えておくべき専門知識やスキルが多くあります。
Webに関する専門知識を持っていない状態から、短期間で知識を身につけることやスキルを磨くことには限界があります。Webデザインを自分たちで作成することに限界を感じた場合には、まずは制作時会社に相談してみましょう。
株式会社シフトでは、さまざまな調査とWebサイトのUI/UXやSEO設計を基にお客様が決めた目標が達成できるよう、最適なサイト構成を作成することができます。
また、お客様のコンセプトやイメージに合ったデザインを作成し、コーディングを行います。
Webサイト制作前の要件定義にて、Webサイトの出来上がりのイメージにズレがないよう、お客様の課題や要望を詳細にヒアリングし、お客様に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
Web制作やデザインについて些細なことからでも下記URLよりご相談ください。
Webサイトについて相談してみる
まとめ
良いWebサイトとは「ユーザーがスムーズに目的を果たせるサイト」です。
デザインによってユーザーが受ける印象や使いやすさが大きく変わってくるため、まずは徹底したユーザー目線になって、ユーザーの求めているもの、それに応えるのに相応しいデザインを考えましょう。難しい場合には、制作会社に相談して適切な案を出してもらうのもひとつの方法です。