サイトリニューアルのよくある失敗とその理由とは?

サイトリニューアルのよくある失敗とその理由とは?

自社サイトを開設している企業では、一定期間が経過するとサイトリニューアルを検討することがあるでしょう。特にWebの世界は情報や流行の移り変わりが激しく、3年~5年程度でリニューアルを行うことが一般的です。

ただ、サイトリニューアルをしたからといって、アクセス数や問い合わせなどのコンバージョン、売上が増加するとは限りません。リニューアル内容によっては、かえって成果の上がらないサイトになることもあります。

本記事では、サイトリニューアルのよくある失敗と理由をご紹介します。最後にはサイトリニューアルに失敗しないための方法も記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。

サイトリニューアルを「どのように進めていけばよいか分からない」や「リニューアルをして失敗したらどうしよう」などお悩みの方も多いと思います。まずは、そもそも自社サイトがリニューアルを考えるべきタイミングなのか、リニューアルが必要だった場合そのように進んでいくのかなど詳しく知りたい方は、下記記事よりご覧ください。
ホームページリニューアルは必要?成功する進め方とは

サイトリニューアルのよくある失敗

サイトリニューアルのよくある失敗

サイトリニューアルには大きな時間やコストがかかります。しかし、時間やコストをかけてもサイトリニューアルが成功するとは限りません。課題の把握や運用、ユーザーの使い勝手を考えずに失敗する例は多くあります。まずは、サイトリニューアルのよくある失敗をご紹介します。

1. 課題が解決されていなかった

「サイトリニューアルをしたのに課題が解決されない」「成果が上がらない」というのは、失敗例として散見されるパターンです。

そもそもサイトリニューアルとは、サイトの課題を解決するために行います。課題が不明瞭な状態でサイトリニューアルを行っても、何をもって成功とするかがわからず、効果測定ができません。リニューアルの目的や課題は、制作前に明確にしておくことが大切です。担当者だけでなく、他部署やサイトを利用するユーザーからも意見をもらって、さまざまな視点から課題を導き出しましょう。

また、制作会社に丸投げにしたために課題が解決できないという例もあります。サイトや社内の課題を制作会社は正確に把握できません。制作会社に任せきりにしてしまうと、本当に解決したい課題が解決できない可能性があります。

課題は自社で見つけ出し、正確に制作会社に伝えることが大切です。

2. デザインにこだわりすぎた

サイトリニューアルでは、デザインにこだわりすぎて失敗する例も多いです。

古いデザインはユーザーにあまり良い印象を与えないため、時代や業界に則したデザインにすることはサイトリニューアルにおいて大切です。しかしデザインにこだわりすぎるあまり、サイト全体の設計やコンテンツの内容、SEO対策などが見落とされてしまっては本末転倒です。ユーザーは「カッコ良さ」よりも、最短で目的を果たせる「使い勝手の良さ」を求めています。「デザインの変更で使い慣れたサイトがかえって使いにくくなった」というユーザーも少なくありません。

加えて、コンセプトやターゲットとデザインが合っていないという失敗もあります。たとえば「厳格で高級」というコンセプトで作った商品なのに、商品名がファンシーだったために可愛らしいデザインになってしまうことがあります。これは発注側と制作会社側で、きちんと情報を共有できていなかったために発生する失敗例です。

また画像や動画が多くなるとサイトの表示速度が遅くなるため、ユーザーが離脱してしまう可能性もあります。サイトの表示速度はSEOにも影響するため、デザイン以外にも配慮したサイトリニューアルを行いましょう。

3. 運用や更新がしにくくなった

サイトリニューアルによって運用や更新がしにくくなる場合もあります。サイトは制作だけでなく、その後の運用によってアクセス数やコンバージョンの増減が決まります。特に現在は市場の動きが激しく、ユーザーは常に最新の情報を求めています。目標とするアクセスやコンバージョンを獲得するには、新しい情報を発信し続けることが大切です。

しかし、リニューアルで運用や更新のしにくいサイトになってしまうと、継続的な情報発信が難しくなってしまいます。もし自社で更新できる知識やツールを導入していない場合は、制作会社に随時更新を依頼する形になるため、手間や時間、コストがかかって思うように更新できません。

継続的なコンテンツ発信を行う場合は、CMSなどを導入して自社内で更新できるようにしましょう。ただし、使い勝手の悪いCMSを導入すると、思い通りに操作ができず更新が滞ってしまいます。ITに詳しくない人でも直感的に扱えて、操作がわかりやすいCMSを選びましょう。

4. ユーザビリティが改善されなかった

サイトリニューアルでは、ユーザビリティが改善されない失敗もあります。ユーザビリティとは、ユーザーにとっての使いやすさを指します。厳密には効率性や有効性、満足度の度合いを示すもので、ユーザーがスムーズに目的を達成できることがユーザビリティの重要なポイントです。

先述したように、ユーザーがサイトに求めているのは、最短で目的を果たせる「使いやすさ」です。デザイン性に優れていても、使いにくいサイトになっていたらユーザーは離脱してしまうでしょう。

ユーザビリティの失敗例としては「目的のページに辿り着くまでに多くのページを経由する必要がある」「問い合わせフォームの項目が多く、入力に時間がかかる」「文字の色が背景写真と被っていて読みにくい」などがあります。

特に既存ユーザーにとっては、サイトリニューアルでボタンやメニューの配置・イメージが大きく変わると使いにくいと感じるでしょう。サイトを使い慣れているユーザーにもわかりやすいよう、情報が見つけやすいサイトを目指しましょう。

5. アクセスが伸びなかった

「サイトリニューアルをしたのに、アクセス数が伸びない」という課題を抱える企業もあるでしょう。アクセス数を増やすにはSEO対策が非常に重要ですが、SEO対策を考えていなかったためにサイトリニューアルに失敗する例もあります。

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。GoogleやYahoo!といった検索エンジンに適したサイトにすることを言います。検索エンジンに適したサイトにすることで検索上位に表示され、アクセス数増加が期待できます。

SEO対策では、検索エンジンにわかりやすいサイト構造にしたり、良質なコンテンツを定期的に発信したりすることが重要とされています。リニューアルはサイト構造の見直しや情報の整理、モバイルサイトの作成など、SEOに効果的な施策を打ち出すチャンスです。SEO対策のための運用や更新も視野に入れたリニューアルを考える必要があるでしょう。

また、SEOを意識したリニューアルを行わないと、アクセスが伸びないどころか、減少してしまうケースもありますので、注意が必要です。

SEO対策の基礎やどのような手法があるかを簡潔にまとめた資料がございますので、自社にあったSEO対策の方法を知りたい方は、下記の資料をご覧ください。
訪問者数を増やすために必要なSEO対策の基礎

6. 他社サイトと似通ってしまった

他社サイトと似たサイトを制作して失敗する例もあります。なぜなら、自社の課題と他社の課題が同じとは限らないためです。サイトリニューアルはあくまで「自社の課題を解決するためのもの」です。参考にする程度なら問題ありませんが、課題や目的、ターゲットや扱う商材が違う以上、真似をしても課題の解決には至らないでしょう。自社の課題や目的に合ったサイトにすることが大切です。

また、サイトに掲載するコンテンツについては著作権の問題もあります。著作権とは「著作物を他者に勝手に利用されない権利」で、著作物を制作した本人に、制作した瞬間生まれる権利です。サイトにも著作権があり、他社と内容がほとんど同じ似通ったコンテンツを制作すると、著作権を持つ企業や人物から訴えられる可能性があります。

現在は一般ユーザーも盗作には敏感になっており、企業のイメージを下げることになりかねません。またGoogleも不正防止のためにオリジナリティの高いサイトやコンテンツを評価しており、似通ったサイトはSEOの観点から見ても良いものとは言えないでしょう。

そのため、コンテンツの中身は他社とは異なる、自社ならではの特徴や強みをユーザーにわかりやすくまとめ、独自性の高いサイトにすることが大切です。

サイトリニューアルで失敗する理由

サイトリニューアルで失敗する理由

サイトリニューアルが失敗する理由は、現サイトの分析が不十分だったり、制作会社の選び方に問題があったりとさまざまです。ここでは、サイトリニューアルが失敗する主な原因を4つご紹介します。

現サイトの課題分析が不十分

現サイトの課題分析が十分にできていないと、サイトリニューアルの失敗につながりやすいです。先述したようにリニューアルは現サイトの課題解決を目的としているため、解決すべき課題を明確にする必要があります。まずは現サイトで成果が上がらない原因を突き止め、その解決を課題としましょう。

たとえば「問い合わせが少ない」という問題がある場合、原因としては「問い合わせまでの導線がわかりにくい」「項目が多くて入力のハードルが高い」「そもそものアクセス数が少ない」などが考えられます。

仮説の段階では主観に偏ってしまうため、Google Analyticsなどの分析ツールを使って客観的に原因を把握することが大切です。まずはサイト全体の数字を見て、時系列による変化、環境による変化などを考慮しながら、サイトの現状や課題を分析しましょう。

課題を明確にしておくと、リニューアル後の効果測定が可能になり、サイトリニューアルが成功したのかを判断しやすくなります。また仮説を立てて課題を見つける方法は、リニューアル後にサイトを改善していくことにも役立ちます。

分析ツール「Google Analytics4」の設定や分析方法については、下記資料も参考にご覧ください。
すぐ始められるGoogle Analytics4の設定と分析ガイド

目的や目標が曖昧

目的や目標が曖昧なままサイトリニューアルを行うと、失敗しやすくなります。

サイトリニューアルでよくある失敗が「リニューアルすること」が目的となっている場合です。「デザインや機能が古くなったから」「前回のリニューアルから5年経ったから」など、課題解決を目的としていないサイトリニューアルでは、ただ新しいデザインや機能に固執するだけのものになってしまいます。そのようなサイトでは、リニューアルをしても現状の課題が解決される可能性は低いでしょう。

サイトリニューアルを行う際には、具体的なKGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)の設定が大切です。KGIとは「重要目標達成指標」、KPIとは「重要業績評価指標」で、KGIを達成するために必要な複数のKPIを設定します。KPIを達成することで、KGIが達成できます。

KGIとKPIは「達成可能そうな目標を数字で、かつ期限を決めて設定すること」が重要です。たとえば「問い合わせを増やす」というKGIでは、曖昧すぎて具体的に達成すべき数値がわかりません。一方「問い合わせを12月末日までに50件増やす」というKGIであれば、期限も数値も明確になります。そのために「12月末までに5,000PV」「検索順位を10位以内にする」などのKPIを設定できます。目的が明確になると、そのための施策も立てやすくなるでしょう。

サイトリニューアルはあくまで「手段」です。目的や目標を達成するためのものであることを忘れないようにしましょう。

制作会社を価格だけで選定する

制作会社選びに失敗すると、サイトリニューアルも失敗する傾向にあります。

特に価格だけで制作会社を選定するのはおすすめしません。低価格でサイトリニューアルが行えるのは非常に魅力的ですが、低価格には低価格なりの理由があります。たとえば、実績の少ない制作会社である、利用できるデザインに制限があるなどの理由です。場合によっては、初期費用は格安になる代わりに、毎月多額の運用費を請求されるなどのケースもあります。

実際サイト制作の予算と成果には相関関係があり、WACULテクノロジー&マーケティングラボの調査によると、コーポレートサイトでは300万円以上の予算がある場合、サイトの成功確率は69%。一方、100万円未満では成功確率は30%という結果になっています。(出典:予算の少ないWebサイト制作は失敗する?Webサイト制作の実態調査|株式会社WACUL)

制作会社を選定する際は、制作会社の得意分野を見極めましょう。制作会社にはデザインが得意な会社、マーケティングが得意な会社、SEO対策が得意な会社など、それぞれに得意分野があります。制作会社のサイトで実績が公開されている場合が多いため、サイトリニューアルの目的と照らし合わせて、自社に最適な制作会社を選びましょう。

SEOの考慮がされていない

SEOの考慮がされていないサイトリニューアルも、失敗する可能性があります。

SEO対策では検索エンジンへの的確な対応を行い、検索順位を上げることでアクセス数を増やせます。Firstpagesageの調査によると、検索順位1位のクリック率は39.8%であるのに対し、10位は1.6%と、掲載順位が下がるほどクリックされにくくなることがわかっています。(出典:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2025|First Page Sage

サイトの目的を達成するためには、できるだけ検索順位を上げて多くの人にサイトに訪れてもらう必要があります。しかし、SEOの考慮がされていないサイトでは検索順位を上げることが難しく、アクセス数が増えない可能性が高いです。場合によっては、リニューアル前の評価がリセットされてしまい、リニューアル前より順位が下がる可能性もあります。

MarketingSherpaの調査では、コンバージョン率は高い業界でも10%とされており、低い業界だと2%にとどまります。アクセス数が低ければ、それだけコンバージョンも減ることになるでしょう。(出典:Marketing Research Chart: Average website conversion rates, by industry|marketing sherpa

逆に、SEO対策への配慮をして検索順位を上げられれば、アクセス数はもちろんコンバージョンの増加も期待できます。もちろんサイトの導線をわかりやすくしたり、コンバージョンのハードルを下げたりといった施策は必要ですが「訪問する」という最初の関門を突破しやすくなるのは、大きなメリットです。

WebサイトのSEO対策においてどのようなことが対策されていないといけないのかなど、SEO対策について詳しく知りたい方は、下記よりご覧ください。
ホームページのSEO対策!2つの対策方法や重要ポイントも解説

サイトリニューアルで失敗しないための対策

サイトリニューアルで失敗しないための対策

ここまでサイトリニューアルの失敗例と失敗する要因をご紹介しました。では、サイトリニューアルに失敗しないためには、どうすれば良いのでしょうか。ここからはサイトリニューアルに失敗しないための具体的な対策をご紹介します。

なぜサイトリニューアルをおこなうのか整理する

まずは、サイトリニューアルを行う理由を整理しましょう。

先述したように、サイトの課題やリニューアルの目的・目標といった情報が曖昧なままでは、適切なリニューアルは行えません。なぜなら、サイトリニューアルの理由や目的・目標が曖昧なままでは、制作会社が正確な提案や見積もりができないためです。

サイト制作やリニューアルでは、最初に「要件定義」という課題や対策をもとに機能・性能を決める作業を行います。しかし、要件が不十分だったり曖昧だったりすると、のちに仕様変更や追加要件が発生して時間やコストがかかる場合があります。実際にはすべての要件を初期段階で決めることは難しいですが、それでも可能な限りの情報提供をした方が、曖昧な状態で制作を進めるよりリスクは低くなるでしょう。適した制作会社も選びやすくなります。

制作会社に依頼する前に、社内でリニューアルの目的や現サイトの課題、対策などの情報をしっかり整理しておきましょう。情報は担当者だけでなく、他部署や顧客にも話を聞くなどして集約することが大切です。

情報が集まったら、整理のために「RFP」を作成しましょう。RFPとはRequest for Proposalの略で、日本語に訳すと「提案依頼書」と言います。詳細な依頼内容や提案に必要な情報を整理した書類で、提案を依頼する制作会社に配布します。詳細な情報提供をすることで、制作会社が完成形に近いイメージで提案をしやすくなるほか、自社内で課題や要望を明確にできるメリットがあります。

RFPはテンプレートを配布しているサイトもありますので、それらの項目を埋めるように情報を整理すると良いでしょう。

弊社でもRFPのテンプレートを用意しておりますので、これから制作会社への提案依頼をご検討中の方はぜひご活用ください。
RFPテンプレートをダウンロードする

SEO対策をおこなう

サイトリニューアルの際には、SEO対策を行いましょう。一般公開されるサイトの場合、SEO対策を行うことでアクセス数やコンバージョン数の増加が期待できます。一般的なSEO対策では、Googleのクローラーが内容を理解しやすい構造にする、評価が分散しないようにページやURLの整理をするなど、サイトの内部構造が重要になります。リニューアルで再設計を行う際に一緒に見直すと良いでしょう。

またSEO対策では、ユーザビリティへの配慮が大切です。たとえば、スマホユーザーのためにスマホで閲覧しやすいサイトを作成する、検索機能で情報を探しやすくする、サイトマップを設置して情報へのアクセスをしやすくなるなどの方法があります。リニューアルを機にコンテンツのタイトルを見直すのも効果的です。リニューアル後の安定した集客を目指すなら、継続的に情報を発信していくことも大切になるため、設計時に運用方法についても検討しましょう。

ただし、事業内容や運営するサイトの状況によって、適したSEO対策は異なります。アクセス数やコンバージョン増加のためには、自社に適したSEO対策を検討する必要があります。もし自社で検討することが難しい場合には、適したSEO対策を提案してくれる制作会社に頼ると良いでしょう。

サイトリニューアルの際に対策したいSEO項目を紹介している記事もございますので、詳しく知りたい方は、下記よりご覧ください。

サイトリニューアルで高めたいSEO効果。重要ポイント9つを解説

制作会社と密にコミュニケーションを取る

サイトリニューアルの際には、制作会社と密にコミュニケーションをとりましょう。

サイトリニューアルは先述したような理由で失敗しますが、根本的には制作会社との意思疎通ができていないことで起こります。発注側はサイトの課題や目的・要望を伝え、制作会社側は達成のための提案を的確に行い、内容に齟齬がないかをお互いに確認して同意していれば、リニューアルが失敗する可能性を低くできるでしょう。

制作会社はサイト制作の専門家ではありますが、発注側の事情や業界、商品についての知見はありません。制作会社に丸投げするのではなく、自社サイトの課題や目的、対策、要望などを制作会社に漏れなく伝えましょう。

制作会社とコミュニケーションをとるには、先述したRFPの作成などで、サイトの課題や目的などを明確にしておくことが大切です。加えて、コミュニケーションがとりやすい担当者がいる制作会社を選ぶこともポイントになります。受け答えが的確か、質問にわかりやすく答えてくれるか、専門用語を説明してくれるかなど、担当者のコミュニケーション能力にも注目しましょう。

また専門用語については、発注側も配慮する必要があります。専門性の高い業種の場合、日常的に専門用語を多用している場合もありますが、制作会社に説明する際にはわかりやすい言葉に変換する必要があります。RFPなどを作成する際には専門用語を使用していないか確認し、お互いに齟齬がないように注意しましょう。

「制作会社と二人三脚でサイトリニューアルを行う」という意識を持つことが重要です。

制作会社の選び方についてより詳しく知りたい方は、下記よりご覧ください。
失敗しない!ホームページ制作会社の選び方

サイトリニューアル後も更新や改善を行う

サイトはリニューアル後も更新や改善を行いましょう。更新や改善を怠っていると、企業の信頼性や検索順位の低下などを招きます。

たとえば、気になったお店を検索して調べた際、最終更新が1年前だったら「営業しているのかな」と不安になると思います。加えて「サイトを定期的に更新する余裕がない企業」「古い情報を発信し続けている企業」というマイナスイメージを持たれる可能性もあります。

またGoogleは「ユーザーにとって有益なサイトを上位表示する」と公言しています。サイトの更新頻度は、直接検索順位に反映されるわけではありません。ただ、情報が古いままだとユーザーにとって有益ではないと判断され、検索順位が下がることも考えられます。

こうした事態を防ぐためには、リニューアル後も更新や改善がしやすい環境を整えることが重要です。自社で更新・改善を行う場合は、属人化しないよう誰でも更新できるツールなどを導入しましょう。属人化を防ぐことによって担当者の負担が減りますし、担当者が不在でも更新や改善ができます。

サイトはリニューアル後の運用が大切

サイトはリニューアル後の運用が大切

現状サイトの課題の改善や対策、要望などをしっかりと取り入れてサイトリニューアルをしても、その後の運用を怠ってしまうと、期待する効果を上げることは難しくなってしまいます。

サイトリニューアル後にどのように運用していくかによって、失敗に終わるか成功につながるかが変わってきます。持続的なサイト運用がサイトリニューアルの成功につながります。

持続的にサイトを運用するためには、Webの専門知識を持たなくても簡単に操作できるようなCMSなどを用いて、自社内で運用担当者ごとに更新や情報発信を行うことがおすすめです。

弊社株式会社シフトでは、専門知識を持たなくても誰でも簡単に操作することができる商用パッケージCMS「SITEMANAGE」で運用しやすい基盤をご提供しています。

サイトリニューアル後の運用に不安がある方は、ぜひご相談ください。
サイトリニューアルについて相談する

まとめ

サイトリニューアルは、準備や知識不足によって失敗する例が多々あります。まずは自社内で現サイトの課題やリニューアルの目的などを明確にし、適切な制作会社を選択して協力することが大切です。依頼前の情報整理はもちろん、リニューアル後の運用も見据えたサイトリニューアルを検討しましょう。

ご相談をお待ちしております。お気軽にご相談ください。

お電話でのご相談窓口

03-5847-1281

(受付時間:平日 9:30-18:00)

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