ホームページの更新方法や事前に準備しておくこととは?
「ホームページは更新が本番」とよく言われます。ホームページの更新は、ホームページを育てコンバージョン(CV)を達成するための大切な作業です。ただ、ホームページの更新には方法が複数あり、自社の状況によって選ぶべき方法が違います。
また制作会社に依頼するのか、自社で更新を行うのかも重要なポイントです。本記事では、ホームページの更新方法と、事前準備についてご紹介します。HTMLで制作されたホームページを自分で更新するには、多くの手間が必要になります。
株式会社シフトでは、決まった項目に入力するだけでホームページの更新ができるCMS「SITEMANAGE」の開発と導入支援を行い、多くのお客様の業務効率化を実現しております。 「もっと更新の手間をなくしたい」「タイムリーに更新情報を掲載したい」「マーケティング施策をすぐに反映したい」などお悩みがありましたら、下記よりお気軽にご相談ください。
目次
ホームページの更新とは
ホームページの更新とは、ホームページの情報を最新に変更したり、間違った内容を修正したりすることです。ホームページを更新して読者が求めている正しい情報を発信することで、ユーザーからの信頼を得ると同時に、トラブルの回避にもなります。
ホームページの更新では、商品やサービスの情報を最新にするのはもちろん、適さなくなった画像を新しいものに差し替えたり、コンテンツSEOのためのブログ記事を書いたりします。サーバーやドメインの管理も更新作業のひとつです。
ホームページの更新で得られる効果
ホームページの更新は、企業にとって非常に大切な作業です。更新を行うことで、企業のイメージアップやアクセス数の増加、検索順位の上昇など、さまざまなメリットがあります。
ここでは、ホームページの更新で得られるメリットをご紹介します。
会社の信頼度やイメージの向上
ホームページの更新は、企業の信頼度やイメージの向上につながります。現代では一般の顧客はもちろん、投資家、取引先、求職者など、さまざまなユーザーがインターネットを利用して情報を取得する時代です。
ホームページで常に最新情報を発信している企業は「ホームページの運営に時間とお金を割く余裕がある」「ユーザーを意識できている」というイメージが付き、印象が良くなります。
逆に何年も更新されておらず、デザインも古いホームページは「営業しているのか」「問い合わせても反応してくれないのではないか」など、ユーザーに不安を与えてしまいます。不安を感じたユーザーは、定期的にホームページを更新していて、デザインも新しい同業他社に流れてしまうでしょう。
ホームページからのユーザー離れが怖いのは、目に見えないところで起こる現象であることです。基本的にホームページを閲覧しているユーザーは、ホームページに対する不満を言わずに同業他社を選びます。そのため、ユーザーが離れていく原因がホームページだと気付かず、知らず知らずのうちに企業イメージを下げ続けることになりかねません。
トレンドに合致したデザインと定期的な情報発信で、企業の信頼度やイメージを向上させることが大切です。
アクセス数の増加
ホームページの更新はアクセス数にも影響します。ユーザーは新しい情報を求めてホームページを閲覧しているため、新しい情報を定期的に提示するホームページは、自然とアクセス数が増えていきます。同時にリピーターも増加し、最終的に問い合わせや購入といったアクションにつながります。
近年では、更新できる情報が少ないコーポレートサイトなどにブログを設け、自社製品やサービスと関連するお役立ち情報を定期的に発信して、アクセス数を増加させる手法を採っている企業もあります。
一方、更新がなかなかされないホームページには、新しい情報がありません。そのため、ユーザーは自身の求める情報がないと判断してページから離脱してしまいます。場合によっては、ブックマークなどから外される可能性もあります。
検索順位の上昇
ホームページの更新は、検索順位の上昇にもつながります。Googleは「ユーザーにとって有益な情報を上位表示する」としており、更新頻度が直接的に検索順位に影響しているわけではありません。ただ、ユーザーは新しい情報を求める傾向にあるため、定期的に更新して質の良い最新情報を提供し続ければ、検索順位が上昇する可能性があります。
逆に更新頻度の低いホームページは、Googleが有益ではないとみなして検索順位が下がることも考えられます。古い情報は削除して最新の情報に置き換え、質の低い記事はユーザー目線に立った高品質な記事に改善していきましょう。
なお、更新頻度はサイトの種類によって適した頻度があります。ニュースサイトであれば毎日更新が必要ですし、コーポレートサイトなら新製品やサービスが販売される1ヶ月ほど前に情報を発表し、ユーザーの感情を高めていくと良いでしょう。一般的には、週に1回~2回程度の更新が良いとされています。
ホームページの更新前に準備しておくこと
ホームページの更新では、制作方法によって更新方法が異なる、サーバーに接続する必要があるなど、事前に知るべきことやっておくべきことがあります。ここではホームページ更新前の準備についてご説明します。
ホームページの制作方法
まずはホームページの制作方法を確認しておきましょう。ホームページには、主に以下3つの制作方法があり、制作方法によって更新の仕方が異なります。
- HTML
- ホームページ作成ソフト
- CMS
1のHTMLはHyper Text Markup Languageの略で、ホームページを構成するための言語のひとつです。タグを用いてページ全体やテキストなどに効果を与え、ページを作り込んでいきます。テキストエディタなどにタグやテキストを打ち込んで作成するのが一般的です。
2のホームページ作成ソフトは、ホームページ作成をするために作られたソフトのことです。代表的なものに「ホームページビルダー」や「ドリームウィーバー」などがあります。CMS同様、特別な知識が必要なく直感的な操作でホームページが作れることが特徴です。
3のCMSとはContents Management Systemの略で、ホームページに必要な画像、テキストなどのコンテンツを一元管理するシステムです。WYSIWYG(What You See Is What You Get)という入力した画面がそのままページになるシステムを採用しているものが多く、特別な知識がなくてもホームページの更新ができることが特徴です。
サーバー接続情報の確認
ホームページの更新前に、サーバー接続情報を確認しておきましょう。HTMLとホームページ作成ソフトの場合は、FTP(※1)ソフトを使用してアップロードするための情報が、CMSの場合はログイン情報が必要です。
HTMLとホームページ作成ソフトの場合「FTPホスト名(FTPサーバー名)」「FTPユーザー名(FTPアカウント名)」「FTPパスワード」などが必要です。ソフトによっては、これら以外の情報が必要なこともあるため、事前に確認しておきましょう。
HTMLで更新する場合にはアップロードのためにFTPソフトを用意する必要がありますが、ホームページ作成ソフトはFTPソフトが一緒になっていることがほとんどです。
CMSの場合は、インターネット上で直接更新を行うため、FTPに関連する情報は不要です。管理画面からログインして編集を行うことになるため、ログインに必要となる「管理画面のURL」「ユーザー名(アカウント名)」「パスワード」が必要です。
※1 FTP:サーバーからファイルを送受信するために使用される通信規格
バックアップをとっておく
ホームページを更新する際には、必ずバックアップをとっておきましょう。更新作業で何らかのミスや不具合が発生しても、バックアップをとっておけば更新前の状態に戻してやり直すことができます。また以前の状態のホームページが残っていれば、不具合の原因を探して同じミスを防止することも可能です。
なお、ほとんどのレンタルサーバーにはバックアップ機能が付いており、自動でホームページのバックアップをとってくれます。ただ古い順に削除されるため、パソコンにダウンロードしたり、外付けのHDD(※2)に保存したりしておきましょう。データは3ヶ所に保存しておくと、万一のときも安心です。
※2 HDD(ハードデスクドライブ):パソコンなどのデータの保存や記録に使用されている装置
ホームページを更新する3つの方法
先述したように、ホームページには3つの制作方法があり、更新する方法も違います。ここでは、HTML、ホームページ作成ソフト、CMSの3つについて、更新方法と更新時の注意点をご紹介します。
1. HTMLで更新する場合
HTMLで更新を行う場合には、テキストエディタなどを利用して、HTMLを直接編集します。自由度が高く、独自デザインのホームページを制作しやすいですが、専門知識が必要なため、上級者向けの更新方法です。
HTMLでの更新方法
HTMLでホームページを更新するには、主に下記の手順で行います。
- FTPソフトをインストールしてサーバーに接続する
- 表示されたデータの中から、編集するページをダウンロードする
- テキストエディタなどを使用して、ページを編集する
- 再度FTPソフトでサーバーに接続
- 編集したページをアップロードする
まずFTPソフトでサーバーに接続し、更新したいページのデータをダウンロードしましょう。FTPソフトはフリーのもので問題ありません。「FFFTP」や「Filezilla」などが有名です。
FTPソフトに先述した「FTPホスト名」や「FTPユーザー名」「FTPパスワード」などを入力するとサーバーに接続され、サーバーに保存されているデータの一覧が表示されます。その中から更新したいページをダウンロードして編集し、再度サーバーにアップするという流れです。
注意点
HTMLで更新を行う際は、必ずバックアップをとっておきましょう。HTMLを編集するには、専門的な知識と技術が必要です。知識のない人が編集することは難しく、仮に編集できたとしても、レイアウトが崩れる、正しく表示されないなどのトラブルが生じる可能性があります。
バックアップがあれば、編集でミスをしてもやり直すことができます。編集するページはFTPソフトでダウンロードしますが、ホームページを制作した際のデータが残っていれば、それをバックアップとして利用することも可能です。
またHTMLで編集を行う場合には、デザインの統一感にも配慮する必要があります。一部のページのみデザインが違っていると、ユーザーはデザインの違いが気になって情報収集に専念できません。デザインを変更する際には、すべてのページのデザインが変更されているか確認しましょう。
2. ホームページ作成ソフトで更新する場合
ホームページ作成ソフトで更新する場合は、ソフトを利用して編集し、サーバーにアップロードします。CMSと違って、インターネットに接続する環境がなくても編集可能です。専門知識が不要なため、初心者向けの更新方法と言えます。
ホームページ作成ソフトでの更新方法
ホームページ作成ソフトを利用する場合、以下のような手順で更新します。
- 作成ソフトで編集したいページを開く
- ページを編集する
- 編集したページをサーバーにアップロードして公開する
- ホームページの表示を確認する
ホームページ作成ソフトは、パソコンなどにインストールして利用するため、1と2はインターネットに接続していなくても可能です。またホームページの表示を確認する際には、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンなど複数のデバイスで確認しましょう。
注意点
ホームページ作成ソフトを利用する場合、バックアップは複数の場所に保存しておきましょう。ホームページ作成ソフトは、ローカルで編集を行うため、編集をしているパソコンなどに不具合が起こった場合、データを紛失する可能性があります。
そのため、データは外部のHDDや複数の端末に残しておくなどの対策が必要です。また、ホームページ作成ソフトはHTMLやCSSなどの言語知識は必要ありませんが、作成ソフトの操作方法などは習得する必要があります。
加えて無料のものだとサポートが付いていないことが多く、操作方法やバグなどで困ったときに相談できません。ソフトによっては中級~上級者でなければ利用が難しいものもあるため、ソフト選びは慎重に行う必要があります。
3. CMSで更新する場合
CMSはサーバー上のデータを直接編集して更新を行います。FTPソフトでアップロードする手間がなく、HTMLやホームページ作成と比較すると更新が楽です。ただし、サーバー上にデータがあるためのデメリットもあるため、それらの対策をする必要があります。
CMSでの更新方法
CMSでの更新は、以下のような手順です。
- 管理画面からログイン
- 更新するページを選択(もしくは新規ページを追加)
- 更新箇所を編集して下書き保存
- プレビューで表示を確認する
- 問題なければ公開する
CMSは、ブログなどの更新に近い感覚で更新可能です。手間が少なく、更新の時間も短縮されるため管理や運用が楽になります。
注意点
CMSでの更新で注意したいのは、マルチデバイスへの対応とバックアップです。
現在のCMSはレスポンシブデザイン対応になっている場合が多く、スマートフォンやタブレットに合わせてホームページが表示されます。ただし、画像やテキストの大きさなどによって、スマートフォンで閲覧しにくくなる場合があるため、必ずパソコン以外のデバイスから表示を確認して公開しましょう。
またCMSはデータがすべてサーバー上にあります。そのため、サーバーで何らかの不具合が起こったり、インターネットに接続できない状況になったりすると更新ができなくなります。場合によってはサーバー上のデータが消えてしまうことも考えられるため、必ずローカルでバックアップをとっておきましょう。
またレイアウトやデザインの変更でソースコードを書き替える際にも、バックアップをとる必要があります。バックアップをとっておけば、書き換えのミスで閲覧ができなくなったときでも、書き換え前の状態に戻せます。
ホームページの更新を誰が行うか
ホームページ更新の際には「誰が更新を行うのか」を決めておきましょう。ホームページの更新は、制作会社に依頼する場合と、自社で更新する場合の2つがあります。
制作会社に依頼する
ホームページの更新は、ホームページ制作やWebシステムを作成している企業に委託できます。制作会社に依頼すると、プロが質の高い更新を定期的に行ってくれます。
「管理の担当者が通常業務と兼任で、ホームページを更新する余裕がない」「ホームページの運用や更新に関する専門的な知識がない」「クオリティの高いホームページにしたい」という場合は、制作会社に依頼するのが良いでしょう。
制作会社に依頼する際には、更新を行ってもらう範囲を明確にしましょう。例えば、お役立ち記事を投稿したいという場合、記事のライティングを自社で行うのか、それとも制作会社に任せるのかは事前に決めておきましょう。曖昧なまま依頼をすると、更新内容が被る、コストが明確にならないなどのデメリットがあります。
また、依頼の際には複数の企業から見積もりをもらって、正確な相場や制作会社の作業内容などを把握しましょう。
自社で更新する
ホームページの更新は自社で行うことも可能です。自社で更新を行うと、リアルタイムで情報発信ができる、コストがかからないなどのメリットがあります。先述したCMSやホームページ作成ソフトなどは、専門的な知識が不要なため、自社での更新も行いやすくなります。
「HTMLやCSSなどの専門知識を持った担当者がいる」「CMSを導入しているため、専門知識がなくても更新ができる」「リアルタイムで情報を発信したい」などの場合は、自社で更新を行いましょう。
制作会社に更新を依頼するメリット・デメリット
先述したように、ホームページの更新は制作会社に依頼することもできます。制作会社に依頼するとクオリティの高い更新が期待できますが、コストがかかるなどのデメリットもあります。ここからは、制作会社に更新を依頼する場合のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット
制作会社に更新を依頼するメリットは、専門的なスキルが必要ないこと、クオリティの高いデザインが期待できることです。
専門的な知識やスキルが必要ない
制作会社にホームページの更新を依頼する場合、専門的な知識やスキルは不要です。本来、ホームページを更新するには、HTMLやCSS、SEO対策やセキュリティなどの専門知識が必要です。ホームページ作成ソフトやCMSもツールの使い方などを覚える必要があり、使いこなせるようになるまでは更新に時間がかかるでしょう。
社内で専門知識を持った人材を育成するにしても、時間やコストがかかります。経済産業省 商務情報政策局の資料によると、日本は海外と比較して従業員1人あたりの研修費用が3分の1程度で、社内での人材育成は厳しいと言わざるを得ません。
制作会社に任せれば、専門的な知識やスキルを自社で身に付ける必要はありません。場合によっては、自社内で人材育成をするよりも、コストが抑えられることもあります。
クオリティの高いデザインが期待できる
ホームページの更新を制作会社に任せることで、クオリティの高いデザインが期待できます。制作会社はWebのトレンドに精通しており、企業側の目的やターゲットなどを汲んだ上で、流行りのデザインを取り入れた更新を行ってくれます。
デザインはホームページの印象を決める、非常に大切な部分です。ホームページのデザインはただおしゃれなだけでなく、ユーザビリティを意識した配置、フォントの色やサイズなども大切です。ユーザビリティに配慮されたホームページは、ユーザーやGoogleからの評価が上がり、アクセス数増加も期待できます。
特にファーストビューやレスポンシブデザイン対応、ページの読み込み速度については、ユーザーやGoogleが評価の対象とする部分です。こうした部分も制作会社なら適切に対応してくれるでしょう。
デメリット
制作会社にホームページの更新を依頼すると、納品物がイメージと違う場合があります。また更新に時間やコストがかかることもデメリットです。
納品物がイメージと違う可能性がある
ホームページの更新を制作会社に依頼した場合、自社がイメージしているものと違うものが納品される場合があります。
イメージと違った場合は修正依頼を出してイメージ通りのものに変更してもらうことも可能ですが、修正には時間や費用がかかります。余計なコストをかけないためにも、制作会社に更新を丸投げするのではなく、制作会社に伝わるようイメージを具体的にして共有することが大切です。
例えば、更新したいページを伝えるときには「〇〇のページ」ではなく、明確なURLを示しましょう。加えて更新する箇所を具体的に示します。トンマナやデザインなどは他ページと共通するように、事前にルールを決めておくと統一感が出ます。これらを指示書などの文書で、制作会社に提出しましょう。
指示を出すときに大切なことは「曖昧な表現をしないこと」です。「良い感じに」などではなく「色は〇〇」「写真は添付した〇〇.jpgを利用」「文章は下記」など、制作会社が迷わないよう具体的に示しましょう。特にデザインに関しては、人によってイメージが大きく変わるため、色やフォントなどを事前ルールから逸脱しない範囲で詳細に指示することが大切です。
時間やコストがかかる
制作会社にホームページの更新を依頼すると、時間やコストがかかります。簡単な文言を修正するだけの軽微なものでも費用を支払う必要がありますし、更新の依頼内容を具体的にしてまとめる作業も手間がかかります。
また依頼をしてから更新までには当然タイムラグが発生するため、リアルタイムでの情報発信も難しいです。更新のたびに時間やコストがかかると、担当者が本来の業務に集中できません。加えて自社に更新作業のノウハウが蓄積されないため、管理能力も低下する可能性があります。
このような状態になると、ホームページを更新することの重要性が理解できず、ホームページの更新が疎かになってしまいます。事前に更新にかかる時間やコストを把握し、リソースを避けるか検討しましょう。また担当者がホームページの更新や管理について学習できる環境を整えることも大切です。
自社で更新するメリット・デメリット
ホームページの更新は、環境を整えれば自社で行うことも可能です。ここからは自社でホームページの更新を行うメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
自社でホームページの更新を行うメリットは、好きなタイミングで更新できることと外注する時間やコストを削減できることです。
好きなタイミングで更新できる
ホームページの更新を自社で行うと、自社の好きなタイミングで情報発信ができます。制作会社に更新を依頼すると、依頼内容をまとめて送付しなければなりませんし、基本的に更新は制作会社のペースに合わせることになります。
制作会社のペースに合わせた更新だと、最適な発信タイミングを逃してしまい、機会損失が発生する可能性もあります。
しかし、自社で更新を行えれば、情報発信のタイミングは自社内の確認のみで決められます。特にマーケティング施策を行う場合は、情報発信のタイミングが非常に重要です。自社で発信のタイミングを決められることは、大きなアドバンテージでしょう。
外注する時間・コストを削減できる
自社でホームページの更新を行うと、外注する時間やコストも削減できます。制作会社に依頼する場合には、更新作業そのものにかかる時間はありません。
ただし、依頼内容をまとめて指示を出す時間は必要ですし、コミュニケーション不足で指示が上手く伝わらない、齟齬をなくすために確認の打ち合わせが必要など、実際の更新作業に入るまでに時間と手間がかかります。
これらをしっかり行わないと、よりコストがかかることになるため、更新前に発注側が十分協力する必要があります。場合によっては発信したいタイミングを逃すことにもなりかねません。
また制作会社に依頼する場合の費用は、作業量や専門性の高さで決まりますが、作業量が多く、専門性が高いほど高額になります。軽微な修正でもコストがかかるため、長年依頼をするにはかなりの資金が必要です。
自社で更新を行えれば、更新前の手間も少なくて済みますし、外注費も削減できます。特に資金力に乏しく機動力が売りの中小企業などでは、自社で更新を行える方が良いでしょう。
業務の属人化防止
ホームページを自社で更新すると、属人化も防止できます。制作会社に依頼をすると担当者が不在の場合は作業を行えないなど、更新を制作会社に依存することになってしまいます。
すると自社内でノウハウが蓄積されないため、自社でのホームページ管理能力が低くなり、仮にホームページが目的と違う方向性に向いていったとしても、軌道修正できなくなってしまいます。
自社で更新ができれば、方向性が違っていることに気付きやすく、修正もしやすくなるでしょう。またCMSを導入すれば複数人での更新が可能になるため、担当者の負担にならず、自社内での属人化も防げます。
CMS導入でできることや選び方など、さらに詳しく知りたい方は下記リンクよりご覧ください。
デメリット
自社でホームページを更新する場合には専門知識が必要で、時間や手間もかかります。そのため、それらを補える環境やツールが必要です。
専門知識が必要
自社でホームページを更新するには専門知識が必要です。HTMLやCSSといったコーディングの知識やスキルはもちろん、効率的にホームページを運用するなら、セキュリティやSEO対策などの知識もあった方が良いでしょう。
これらを補うには、新しく知識とスキルを持った人材を雇用するか、担当者が業務に支障なく学べる環境を採整える必要があります。ただ採用にもコストが必要ですし、実際に雇用するほどのクオリティが必要なのかなどの問題もあります。
場合によっては、CMSやホームページ作成ソフトなど、専門知識がなくても更新できるツールを導入するなどの方法で補いましょう。
手間や負担がかかる
ホームページを自社で更新する場合は、そのための手間と負担があります。コーディングや記事作成、SEO対策などの施策をすべて自社内で企画して行うため、そのための人員と時間が必要です。特に専門知識を持った人材がいない場合は、担当者がそれらを学んで実行することになるため、担当者の負担が多くなります。
複数人で更新できるCMSを導入したり、自社内の施策の体制を整えたりして、負担が偏らないようにしましょう。
自社でホームページを更新するならCMSの導入がおすすめ
「タイムリーな情報を届けたい」「高度な専門的知識がなくても誰でも更新できるようにしたい」「統一感のあるページにしたい」など更新の都度制作会社に依頼せずに、自社完結でホームページを運用していきたい場合は、CMSを導入することをおすすめします。
CMSには、「見たままに編集できる」「直感的に操作することができる」などの特長を持つ製品が多くあります。CMSによって強みや特長があるので、自社に運用に合ったCMSを選ぶようにしましょう。
株式会社シフトでは、誰でも簡単にホームページの更新ができるCMS「SITEMANAGE」の開発と導入支援を行い、多くのお客様の業務効率化を実現しております。自社のホームページをもっと更新しやすくしたい、施策を行いやすくしたいなど自社のホームページに課題がある方はまずはご相談ください。
まとめ
ホームページの更新方法には、CMS、ホームページ作成ソフト、HTMLの3つがあります。事前準備や更新方法などを把握して、自社に適した方法を選ぶことが大切です。制作会社に依頼するか、自社で更新するかも含めて、社内でよく検討しましょう。